( …なんやあれ……アホみたいな夢やったな。)
(…ライカは、公園か…?)
(あぁ、やっぱり ここにおったか。)
( は? )
「ライカ、お前、本一冊も読み終わってへんやんけ!」
「あ!どみちゃん、おはよう!いっぱい寝た?
うたたねしてるの珍しかったね。具合わるい?だいじょうぶ?」
「大丈夫や。集中できてへんやろ、家で読めや。」
「毎日見ててよー飽きへんな。なんも変わらんのに。」
「飽きないよ。ライカはずっと見てるけど…ベロナール様はもっと遠くを見てる。」
「だから、ライカはぜったい目を離さないの。いつか二人で同じとこを見てたいから。」
夢で逢えたら 俺たちは
END
ー制作後記ー
スンスン!LASファンのみなさまへ愛をこめて。
さて、同じ年代のダウンタウンファンの方ならお気づきかと思いますがw
この「甘い悪夢」のタイトルオマージュは伝説の深夜番組「夢で逢えたら」からです。
今回のショートストーリーはLASを書き始め、自作ポーズを作り始めた頃から
構想を温め続け、満を持して形にすることができた作品です。
私のポーズメイキングの集大成としてここまで来ることを
ひとつの大きな目標としていたのかもしれません。
LASの作中ではドミニッチとライカスタが「手をつなぐ」という動作を用いて、
“ふたりが誰よりも知っているのはお互いの手のひらの熱さだけ”
ということをのつながりの象徴として表現しています。
ドミニッチとシャーロットの関係性は性的なもので、
“忘れられないキス”が二人のつながりのきっかけとして進みます。
そして、この対比から生まれたのが
「手をつなぐふたりの春夏秋冬デート」
それは、夢の中である。そこまでが、最初の思いつきでした。
春も、夏も、秋も、冬も、それは甘い悪夢。
ぶっちゃけ、デート表現以降の物語部分は後付けながら
平行線を辿るそれぞれの想いを描けて満足です。
こうやって腕が壊滅的に遅いながら大きな目標に達したわけですが、
まだまだストーリーテーリングも、ポーズメイキングも高みを目指します!
「Like a Star Another Story 夢で逢えたら ~A SWEET NIGHTMARE~」を
ご覧くださってありがとうございました♡
☆おまけのお話☆
今回のストーリーのポーズパックは準備中でっす☆
ライカスタが本を持っているポーズは含められなくてごめんやで~~!
(自ストーリーのために本の編集さしてもらってるだけなもんで)
個人的なハナシ。
昨年末から2年振りに落ちた恋は見事に当たって砕けたわけですがw
まさにドミニッチの想いのような恋でした。
いや、ドミニッチは(キャリコも)自己投影型シムやとしても
そこまで俺に似んでええねんてwww頼むわwww
しかし、ふわふわとした高揚感のちに、失くした痛みに大号泣して
友人たちに慰められ、こんな激情と出会いがまだ自分の人生に
残されていたとは思いもよらず、なんて幸せ者なんだろう。
実らなかった恋の代わりに、
ハングリー精神にしか宿らない才能をもらったと思って
芸の肥やしにしていきたい所存。